今どきの求人応募書類(職務経歴書・履歴書)は手書きが良いか?それともパソコンで作成か?

ひと頃、かのホリエモンが履歴書の作成について「手書きの履歴書はやめてほしい」と問題提起をして話題になった。お笑い芸人でありながらIT会社役員の厚切りジェイソンもこれに賛同。これに対して、芸人ナインティナインの岡村隆史、タレントのフィフィはパソコンによる応募の作成に反対意見を発信して話題になった。

手書き反対派は、手書きにかかる時間効率の悪さ。パソコン操作が不慣れでITリテラシーの低さの表れではないか。賛成派は手書き文字の暖かさや、筆跡から人となりを判断できるから賛成!というものだ。

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履歴書がなぜ必要なのか

そもそも履歴書が就職や転職で果たす役割をおさらいしてみよう。履歴書は求人情報に照らして応募適格者の場合に、面接試験へ進むためのパスポートのようなもの。

採用側は応募者の年齢、住所、学歴、職歴、保有資格、自己PRなどを履歴書で確認し、同時に添付される職務経歴書とともに、入社資格を有しているかを確認する重要書類であり、入社後も大切に保管される。

履歴書の手書きとパソコン作成のメリット、デメリット

さて、本題に戻ろう。履歴書手書き作成賛成派と反対派、どちらの言い分も筋の通ったものだが、そもそも何が賛否の根拠になっているのか整理してみよう。

手書き履歴書のメリットとデメリット

手書きのメリット
・筆跡から人となりを連想させる。
・アナログの暖かさを伝えることができる。
・キレイな文字の場合、好印象となる。

手書きのデメリット
・ITリテラシーの低さを疑われる。
・時間に対する感覚が鈍いと思われる。
・一通あたりの作成に時間がかかり、効率が悪い。

パソコン作成履歴書のメリットとデメリット

パソコン作成のメリット
・効率的に、複数を一度に作成できる。
・再利用ができる。
・キレイな文字が書けなくても良い体裁に仕上がる。

パソコン作成のデメリット
・個性が伝わりにくく、画一的な印象となってしまう。
・先に作成したデータを流用する場合、更新すべき箇所の編集を忘れる可能性がある(実際によくあるケース!)。

パソコン作成の履歴書に抵抗がない企業とは?

美文字が書けない人にとって手書きの履歴書ほど苦痛なものはない。ましてやこれだけデジタル環境が普及した中で、実際の業務で手書きが生きる局面はどれだけあるのだろう。

まずは応募したいと思う会社の求人情報が書類の送付にどういった指示を出しているかよく読んでみよう。早急に書類選考をしたいと考えている企業の場合は応募書類をメールで送るように指示してくることが多い。

メール添付で履歴書提出の場合はパソコンで作成

メールで添付する場合は、エクセルやワードで作成された履歴書のテンプレートを検索しダウンロードの後パソコンで入力。完成したらPDFフォーマットで保存し、メール添付で送れば良い。

履歴書郵送の場合は手書きで作成

郵送を希望する企業の場合は緊急性が低いと思われるので、手書きにしてみるなど応募した企業風土によって、手書きとパソコン作成を使い分けても良いだろう。歴史のある会社の場合は手書きでも良いのかな。

IT関連、ベンチャー企業はパソコン作成OKが多い

パソコン作成の応募書類に抵抗がないのはIT関連企業や、ベンチャー系企業。このような企業は比較的若い経営者が多く、手書きかどうかはさほど問題とならない。こういった企業へ応募する場合は躊躇なくパソコン作成で送ってしまおう。

問われているのは体裁ではなくその中身であることを忘れない

よくよく考えてほしいのだが、手書き作成かパソコン作成かというのは出口の話であって、問われているのはその内容。特に書式が自由な職務経歴書は十分に時間をかけて編集してほしい。

職務経歴書は書式自由、パソコンで作成しよう

職務経歴書など書式が自由な応募書類の作成方法については、転職活支援サイトにたくさんのハウツーがあるので参考にしてほしい。

■職務経歴書の書き方について

職務経歴書についてまとめた記事はこちら。

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