転職エージェント利用時に注意すべきこと

求職者の頼れるパートナーである転職エージェントだが、その中で働いているコンサルタントのタイプや質によって転職活動に大きな影響が出ることがある。この記事ではどんなことに注意して転職エージェントと付き合っていけばよいかを考える。

Contents

転職エージェントの複数登録について

オレは転職エージェントは複数登録を勧めている。秘書(のような存在)は多いほうが良いに越したことがないと思うからだ。ただし、注意してほしいことがある。それは、あまりにも多くの転職エージェントに申し込まない事だ。

多くのエージェントに会員登録してしまうと、各社のコンサルタントから応募の提案があり過ぎて、逆に選びにくい状況になってしまうからだ。そんな状況下で提案を断り続けると、コンサルタントの情熱も冷めてしまい提案自体が少なくなってしまう。

そんあことにならないためには、転職エージェントは2社に登録するのがベスト。多くて3社。3社の場合は総合型エージェントと特化型エージェントを混ぜることもポイント。

求職者が主役で転職エージェントを利用するために

前提として求職者は自身のプロフィールに偽りがないように

まずは求職者が転職エージェントに登録した後のカウンセリングでプロフィールの経歴に詐称がないか?スキルに誇張がないか?確認が行われるが、そもそもの自己申告に偽りがあった場合は元も子もない。間違った情報に基づいたミスマッチな求人情報が届くことになり、コンサルタントからの信頼も得られなくなるので、正しい情報を登録しておこう。

求職者側も積極姿勢で転職活動に臨んでいることを示す

転職エージェントの業務は人(コンサルタント)対人(求職者)のキャッチボールのようなやり取りの中で事が進められる。キャッチボールは一方が球を投げても球が返ってこなければ成立しない。コンサルタントが求人案件を提案しても、求職者側が返信をしないばかりか、提案に目を向けない場合は優先度が下がることになる。

もしコンサルタント側から求人の提案があった場合は、メールに目を通した旨の簡単なメッセージを返信しておくなどの対応をしておくことが望ましい。
応募の意思確認や、転職スケジュールについてコンサルタントから確認の連絡が入った場合は、自分が示した条件にを確認したうえで、希望に沿っているなら応募したいと伝えおこう。コンサルタント側も積極的な求職者には良い求人情報が提案されるはずだ。

コンサルタントはクライアント企業と、勤務しているエージェントのために働いているだけでなく、求職者のために動いていることは事実。連絡には返信するなど、ごく当たり前のマナーは忘れずにいれば、真摯に動いてくれる。

コンサルタントが作成した推薦文のチェック

転職エージェントで希望の求人が見つかり、応募の段階になると、コンサルタントは採用企業側に求職者の紹介をする。その際、コンサルタントはその求職者の推薦文を書き、送信前にその内容をチェックしてもらうのが通例となっている。

求職者は、コンサルタントがまとめた推薦文に書かれた内容をチェックしよう。万一身に覚えのない内容になっていた場合は、自分のプロフィールがもとになっているか問い合わせよう。また、過剰に「盛られた」推薦文になっていた場合は、適正な内容に書き換えてもらうよう指示を出すこと。

転職エージェントは営利を目的とした集団である

転職エージェントをは無料で利用できるとはいえ、彼らも成功報酬を得るために活動している以上、時として「あれ?」と思ってしまう行動をとることがある。

ダメもとで求職者の希望とは必ずしも合致しない求人案件を勧めたり、精査せずに大量の求人案件を案内されたり、インセンティブが高い(のかな?と思われる)案件を勧めるコンサルタントもいる。

あくまで主体は求職者であることを忘れない

転職エージェントに登録した後にカウンセリングを受け、求人情報の斡旋を受けることになるが、ここで受け身の姿勢でいると、上に書いた通り、転職エージェントがミスリードした状況で転職活動に入ることになりかねない。

コンサルタントが行うのは提案であり、判断するのは求職者であることを忘れないでいることが重要だ。自分の希望条件を定め、提案された求人の内容により譲れる部分と、死守したい条件をしっかりと決めて伝えておこう。

また、与えられた情報だけに頼らず、自らもインターネットで調べるなどのアクションが大切だ。

妥協せずに断ることも重要

基本的には転職希望者の決断によって事が薄む話なので、万一、コンサルタントの提案する求人が意に沿わないものであるなら、きっぱりと断りの意思表示をするなど、サービスを利用する側も心構えをしておくことが重要だ。

また、言いにくいかもしれないが、ついてくれたコンサルタントが性に合わないと感じたら、思い切って担当を変えてもらうなどの連絡も入れるべきだ。

繰り返しになるが、インセンティブ獲得のために、度が過ぎる利益追求主義のコンサルタントがついてしまった場合などは、おおよそ予定に無かった転職活動を強いられることにもなりかねない。

何よりも求職者のための転職活動なので、転職者がハッピーエンドにならなくてはまったく無意味。自分の意志をキチンと伝え、コンサルタントの意見に酌むべき部分があった場合のみ素直に取り入れる姿勢を忘れずにいてほしい。

次に転職エージェントを利用する前に押さえておきたいポイントをQ&A形式で掲載した。
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転職エージェントを利用する前に知っておきたいQ&A

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