オレが採用する側に立った経験から「この応募者は良さそうだぞ!」と思った求職者の行動を記事にしてみた。
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ちょっとの気づきで印象付けできる1アクションとは?
一度採用情報を更新すると数十人の応募者と面接をするわけだが、前段階の書類審査ならその5倍くらいの人数を捌くことになる。限られた時間でこれをこなすには、ある程度機械的に合否を振り分けていかなければならないし、面接でも効率を考えてスケジュールを組む。
そんな中、応募段階でキラリと光を放つメールに出くわすとか、面接での応募者のちょっとした対応で印象に残るってヤツが必ずいる。今回はオレが気付いた応募者のリアクションについてまとめてみた。
応募先からメール返信が来たときの対応
採用側になった時に感じたことの一つに、求人応募者からの問い合わせや面接の連絡を返したあとレスポンスの早い人とそうでない人がいて、こちらから連絡をして30分~1時間以内に返信をくれた人の印象がとてもよく感じられた。
些細なことでも素早く「かしこまりました」の一言が帰ってくるだけで、この人なら面接しようかなって思うな。応募先企業からの連絡にはできれば1時間以内に対応することだな。
受け取ったメール宛先のccに気付いているか
初歩的な話で恐縮なんだが、応募先企業から求職者へメール返信する場合、採用担当は自分以外の人事担当者をccに入れている場合がある。ここを見逃さずに「全員に返信する」でメールが返ってくるヤツは実はそんなに多くない。
そういうところをちゃんと見て、しっかり全員に反してくるヤツは好印象だな。オレだけかもしれないけどな。
面接で会話が途切れて、気まずい雰囲気になりそうなときの対応
面接では相性という以前に全く波長が合わないってヤツが来たりもするが、そういうのはそもそも置いといて、第一印象がOKでも緊張しすぎて空回る惜しいヤツがいるんだよな。話すタイミングを逸してヘンに間が開いたりすると、面接が早急にお開きになったりするものなんだが、こういった瞬間に逆質問ができるってのはなかなか良いぞ。積極性も感じられるし話が広がることもあるからな。
応募先のウェブサイトでしっかり予習して、面接でこれだけは聞いておきたいって事をいくつか用意しておくのは賢明だな。
過去に感謝が感じられる発言
面接で自分のキャリアを語るときに、自分がどれだけ頑張ったかって話になりがちなんだが、その中に周りに支えられて自分の成果があったとさりげなく伝えられるヤツはエライと思うし、人柄の良さを感じるよな。
あまりにもワザとらしい感謝は鼻につくので程々にしてほしいが、“周りがあっての自分”という気持ちが自然に出せるヤツは人徳がありそうに思う。これはアクションというより心がけの話だな。
面接で実際に就業する現場を見たいと言ってみる
これは面接場所と就業場所が離れている場合もあるし、願い出ても叶わないケースもあるから一概には言えないが、中小企業の場合は面接終了間際にひとこと「配属先を見せていただいて良いでしょうか?」と言ってみるのはアリだぞ。
せっかくの縁で面接までこぎつけているわけだからこの機会にこれからお世話になるかもしれない現場をチェックしておくことは大切だし、そういった気づきがある応募者は採用側も「しっかりしたヤツだな」って印章を持つものだ。
最後に面接で失敗しないように気をつけたい項目をまとめたページを紹介しておく。ご参考まで。