《あるある》応募前に気をつけたい求人情報と、要注意な会社

言われるまでもないと思うが、採用する側は欠員募集だったり、事業拡大のための増員だったり、様々な募集背景があるわけ。そういった事情を広告代理店が取材して記事にまとめてサイトにアップ。それがみんなが見ている求人情報だ。

第三者を通して記事にしているので過剰なメリット訴求はないのだが、広告なのでデメリットはまず掲載されることはない。そこを踏まえて求人広告に目を通してくれ。

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企業規模は関係なし、掲載されている情報をよく読み込め

毎年売上が伸びていて今期はいくらとか、朝はゆっくり出社でフレックスタイム導入とか、裁量労働制につき縛られずに働けるとか…一見メリットに思えるキャッチ―な文章の裏側は何なのか。

深読みのしすぎかもしれないが、オレが注意していることや、注意すべき会社について書いておく。性善説でモノを見る人はこの記事をパスしてもらって構わないぞ。

常連の会社?いつも求人広告を出している会社に気をつけろ

ジョブセンス、マイベストジョブなど掲載料無料求人サイトの場合は除き、有料掲載のサイトを周期的に眺めていると、いつも求人広告を出している常連の会社がある。これは社員の定着率の低い会社ということだな。

定着率の低い会社=過酷な労働=慢性的な社員不足=ブラック企業かどうかはさておき、有料求人サイトに毎回広告が出ている会社は注意が必要だ。

自由過ぎな裁量労働制の会社に気をつけろ

裁量労働制というのが意外と曲者。裁量労働制を簡単に説明すると、その仕事を担当する社員に仕事の進め方を任せるということなんだが、自由に時間に縛られないかわりに重大な責任を追う。コアタイム(オフィス内に必ずいてね。っていう時間)を設けてないのに裁量労働を謳う会社は要注意なんだが、このあたりは面接にならないと分からないわな。

「結果さえ出せば何をやっても良いぞ」という雰囲気の会社はオレの経験上ブラックだな。面接で納期が守れれば会社にも来なくても良いし、喫茶店で仕事しても良いとか言うんだよ。実際に仕事をするとわかるんだけど、休日や夜中も関係なく連絡が来るとか、自由の裏に代償を払うケースが多い(オレだけかな?)。こういう会社に就職すると社畜にされちまうぞ。

ブラック企業の見分け方と、万一入社してしまった場合の4つの辞め方
「ブラック企業」という言葉が浸透して久しい。厳しいノルマ、長時間労働、低賃金など…過酷な労働条件で社員を働かせるため離職率の高い会社の総称だ...

急成長を謳うベンチャー系企業に気をつけろ

「毎年右肩上がりの成長を遂げています」って活字が躍っているのをよく見かけるが、どの程度の右肩上がりなのかによってはその企業はとても危険だ。急成長の会社は無謀な労働の上に成り立っている場合や、実業が伴わずマネーゲームで規模を拡大させているケースがある。

採用活動も旺盛で一度に多くの人材を採用しているが、会社の成長の速度に管理が追い付いてないなど、ベンチャー特有の問題が潜んでいる可能性がある。

以下にブラック企業と思われる特徴をまとめた記事を掲載

ブラック企業の見分け方と、万一入社してしまった場合の4つの辞め方

今どきそんな会社あるの?悪い意味で“歴史のある”会社

社風については掲載情報から読み取るのは難しいが、応募企業の対応から読みととることができるいくつかの傾向がある。

応募書類を郵送でのみ受け付ける会社

求人サイトから応募後、数日してから電話で連絡してきて「応募書類は郵送でお送りください。書類選考後、面接の連絡をいたします」と…(汗
つまり、インターネット利用は受付のみで、選考は紙ベースの現物が到着してから開始というスピード感が全く感じられない会社は要注意といえよう。

たまにあるよ。面接が3回以上ある会社

中途採用でも会社によっては、総務担当者面接→配属部署担当者面接→役員面接と3ステップ踏まないとならない会社がある(実際自分が転職活動をしていた時にそういう会社があった)。しっかりした会社と見ることもできるが、合否を知るのに時間が掛かってしょうがない。

まとめ

求人サイトの情報を額面通り受け取るの悪いことではない。でも本当に用心に越したことはないからな。実際に「人を入れる事」だけを目的にしている定着率の悪い会社ってのがある。それと、本来歴史のある会社は変革の上に成り立っているはずなんだが、中にはホントにびっくりするような昔気質なことをやっている会社もある。気を付けてくれ。あとは選考プロセスなどはよく確認してしてくれよ。